会長 藤井 啓義 挨拶(令和 6年 5月29日 高障連総会)
高槻市障害児者団体連絡協議会 会長の藤井啓義と申します。本日総会を開催するにあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
大変ご多用の中、ご臨席くださいました高槻市長 濱田様をはじめ、ご来賓の方々に会員一同心より厚く御礼申し上げます。
コロナ感染症の位置づけが5類へと変更になり、ようやくこれまでの日常を取り戻したかと思われた元日に、石川県能登半島で震災が起こりました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた皆さまに心からお見舞い申し上げます。1日も早く平穏な生活が戻ります事を願っています。

さて、この度永きにわたり高障連の発展に尽くされた伊藤義治前会長が辞任されましたことに伴い、その後任として、去る3月26日の代表者会議において選任され、新会長に就任いたしました。
私が、高障連役員を始めたのは平成5年頃?からです。高聴協元会長の萩原会長から私に引継ぎをしていただき、平成22年頃からは、高障連副会長として14年間務めてまいりました。
これまで、伊藤前会長とともに 身体障害者福祉の向上並びに高障連発展のために活動してきましたが、この度、18年間務めてきました高槻市聴力障害者協会会長と兼務することになりました。今更ながら、会長職という責任の重大さを痛感しております。
2016年4月1日から大阪府障がい者差別解消条例が施行されました。
高槻市は中核市ですが、障がい者差別解消条例はまだ施行されていません。
なぜ条例が必要なのか?
障がいのある人たちは誤解や偏見などから、日常生活の様々な場面で、障がいを理由として不利益な取扱いを受けています。この差別や不利益をなくすために「高槻市障がい者差別解消条例」を制定する必要があります。
条例制定を目指し、障がい者への差別をなくすために高槻市としてまた事業者・市民がどのように行動すればよいか 当事者の多くの意見を聞いてほしいです。

高槻市に住む誰もが 障がいの有無にかかわらず、互いにかけがえのない個人として尊重しあい、思いやり支え合いながら暮らせるやさしいまち高槻になることを目指すためにも 1日も早く制定していただきたいと思います。
濱田市長、一日も早く制定できるようにお願い致します。
歴代の会長・役員をはじめ数多くの先輩方が、高障連の発展と会員の福祉向上にご尽力されてきました。私は、これから高障連の会長として、障害者の自立と社会参加支援するこれまでの高障連の地道な取組を継承し、尽力していきたいと思います。高障連の皆様方のご指導、 ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
最後に会員の皆様のご健勝とご多幸を心から祈念しまして、就任のあいさつとさせていただきます。